キャットフードの代わりにドッグフードを与えても良いか

日本では、犬や猫のペットの数は、15歳未満の子供の数を超えています。市場には様々なペット関連商品が氾濫し、ペットフードも様々な種類の物が販売されています。見た目も美味しそうなドッグフードを見ると、「うちのネコちゃんも食べるかも」なんて思ってしまいますね。しかし、ドッグフードを愛猫に与えても良いのでしょうか?

猫と犬の違い

猫と犬の大きな違いは、猫は「肉食」で犬は「雑食」であることです。猫はネズミなどの小動物をまるごと食べることで栄養を補給しています。野菜や穀物は食べないので消化器官も短く、穀類を消化するのが苦手です。一方、犬は雑食ですから野菜も穀物もガツガツ食べます。猫はまるごと食べた獲物に含まれている穀物の中から栄養素を吸収していたのですが、今や小動物をまるごとはないので、キャットフードから足りない栄養素を摂取するしかないのです。

猫はビタミンAをつくれない

野菜や穀物にはビタミンが豊富に含まれています。犬は野菜などからビタミンを吸収できますが、ネコちゃんは野菜などの消化が上手くできないので、ビタミンを十分に摂取できません。特に、「ビタミンA」は犬は緑黄色野菜に含まれるβカロテンを体内でビタミンAに変換できますが、猫には変換するための酵素を持っていません。直接ビタミンAを摂取することが必要です。

健康維持に不可欠な「タウリン」

動物の体をつくるのがタンパク質です。そのタンパク質をつくるのが「アミノ酸」で、アミノ酸がなければ体は維持できません。アミノ酸の中でも体内で生成できないのが「必須アミノ酸」です。必須アミノ酸は動物によって違いがあります。魚介類や肉類に含まれるのが「タウリン」です。犬は体内でタウリンを生成できますが、猫は生成できません。猫にはタウリンは必須アミノ酸なので、直接摂取する必要があります。

[出典]キャットフードとタウリン
http://www.richmondvt.com/taurine.html

ドッグフードとの違い

犬は、体内で生成できる栄養素が多いので、ドッグフードの材料には野菜や果物、穀物など加工していないものが多く含まれています。一方、キャットフードにはビタミンや必須アミノ酸などがそのまま含まれているのです。

愛猫にドッグフードを与えると

愛猫がドッグフードを食べ続けると、タウリンが不足して目の病気や心筋症などを引き起こす危険性があります。また、ビタミンA不足は視力や皮膚のトラブルの原因になります。安易に愛猫にドッグーフードを与えるのは良くありません。

[出典]
キャットフードとドッグフードの違い
http://www.topsailhumanesociety.org/chiga.html
キャットフードの代わりにドッグフードを与えても大丈夫? http://www.inkstainedhands.com/dog.html
キャットフードの定義
http://www.theadstop.com/adRedir.asp

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